春の到来 せんな漬けの作り方

未分類 2020/03/29

ホワイトロードが再び土砂崩れに見舞われてから1ヵ月余り経過しました。現在は地質調査をしている段階で、まだ土砂は取り除かれていません。先日管理事務所から連絡が有り、昨年の開通(7/19)より早くなることは無いとの事でした。詳しくは5月下旬に今年の方針を発表するということです。

さて、じっとしていても季節は廻って参ります。今年は暖冬だったので山菜の芽吹きも異常に早く慌ててしまいます。いつもお食事で提供している山菜は、くろゆりの裏山で調達しているのですが、現在は土砂に阻まれて通行不能なので別の場所で調達しています。しかし、中宮温泉のように豊かな資源が有る訳では無いので少量ずつ、各地を回っています。そんな中センナ(わさびの葉)が出始めました。今回は初物で少量ですがさっそく、せんな漬けを作りました。辛さは抜群で頭のてっぺんにまで突き抜け目が覚めます。熱々ごはんにのせても美味しいですし、酒のつまみにチビリチビリやるのも良いでしょう。小分けに冷凍して、保存していきたいと思います。

沢沿いに芽吹いたセンナ

 

【センナ漬けの作り方】

①センナを水洗いします。

水洗い

②塩でもむ この塩でもむのが辛みを出す秘伝です。この時ボキボキとある程度筋を痛めつけるようもみほぐします。

③熱々のお湯の鍋にサッと塩を洗い流す感覚でくぐらせます。この時熱がセンナに伝わればそれだけで良いです。

④お湯を絞って食べやすいサイズに切り分けます。

湯通しした後切り分ける

⑤熱いままだし汁と一緒に密閉出来る容器に入れ、激しく振る。蓋は取らないのがコツ。容器の中は、激しい刺激臭が充満し、これが後にセンナに吸収されて辛みが封じ込められます。(写真は分かりやすいように少量で行っていますが、実際は大きい容器で一気に作っています。)だし汁は好みの味で作れば良いですが砂糖を少量加えるのが秘伝です。辛みは甘みが有ることによって引き立ちます。

熱いまま容器に入れだし汁を加えてて激しく振る

 

粗熱を取って冷蔵庫で保管する

⑥粗熱を取ってから冷蔵庫に入れて一晩過ごせば絶品の辛みの効いたセンナ漬けの完成です。