例年ならばそろそろ中宮温泉への道路も開通する頃ですが、土砂崩れのため通行止めが続いています。しかし、関係者だけ工事作業を行っていない時間帯だけ通行が許可されたので、お昼の1時間だけの間に様子を見に行って来ました。昨年は玄関の軒下まで大量に残雪が残っていましたが、今年は僅かしか残っていませんでした。雪囲いが２、３箇所壊れていましたが、建物や設備に損傷は無く安心しました。

 

いつもは谷筋に雪渓が残る岩山（猿ヶ浄土と呼ばれています）も殆ど白い筋が残っておらず、見上げる滝から雪解け水が流れ落ちていました。ブナが芽吹き、山桜が咲き始めていました。

土砂崩れ復旧工事のための通行止めはまだしばらく続きそうです。ＧＷ明けには見通しが発表されるようですから、分かり次第直ぐにお知らせしたいと思います。今しばらくの間お待ちください。

くろゆりでは、手作りの味噌をご提供しています。地元の麹と能登の塩を使い安心安全のお味噌は、胃腸に良い中宮温泉水と相まって、味わいのあるお味噌汁や鍋料理に使用しています。今回仕込んだお味噌は来年の分として、じっくりと醸成していきます。今年は極端に雪が少なく、中宮温泉に行けるようになるのも早くなるのではと期待しますが、反面いつもより山菜が早く出てしまうのでは？とハラハラしています。

18（日）で営業を終了し、建物の雪囲いや水抜き、温泉配管の取外し作業をしました。冬は雪崩で配管が流されてしまうからです。先週金曜日は、例年よりかなり遅い初雪でした。

 

このところ好天が続き周囲の山肌には雪が無くなりました。今日で、今シーズンの営業再開から丁度1ヵ月です。中宮温泉を流れる湯谷では、今年の豪雪を物語るかのような大量の残雪がまだまだ広範囲で谷を塞います。川の中は巨大な空洞となっていて、うっかりその上を歩くと大変な事になってしまいます。雪が消えた斜面では、今春が始まったばかりですが、山の恵みを分けて頂くのも緊張が走ります。

今年初めてアカショウビンのさえずりがあちこちから聞こえて来ました。複数いるようです。昨日渡って来たのでしょう。例年より早いですね。これから初夏までくろゆりでは、ピロロロ～という爽やかなさえずりが、どの部屋に居ても聞こえて来ます。

常連のお客様が、くろゆり周辺の風景をドローンで空撮していただきました。

このところ、春を飛び越して初夏のような陽気です。葉わさびも芽吹き始め、くろゆりではセンナ漬けとして食卓で提供しています。頭に抜ける辛さです。

昨日、一昨日と雨が降り寒い日でしたが天気も回復し、この陽気で山菜も芽吹き始めました。くろゆりでは色々料理法を工夫して、山菜をおいしく味わっていただけるメニューを考えています。

 

28（土）開湯の予定で準備を進めています。今年は１週程早く周辺の山桜も咲き始めました。湯船から見る新緑と桜は格別です。

雪崩で流された温泉管をとりあえず繋ぎ合わせ、ようやく湯船に温泉を引いてみました。配管内の洗浄や埋戻しなどまだまだ作業が有りますが一安心です。